Website
移住促進サイト「リアルみやざき移住計画」
- ユーザー名 :
- webseito
- パスワード :
- seito
制作期間
- 企画・デザイン
- 約2週間(Figma・Photoshop・Illustrator)
- コーディング・Wordpress実装
- 約2週間(PHP・CSS・Javascript・WordPress)
画像引用
ADOBE STOCK・宮崎県公式Webサイト
CONCEPT
制作概要
卒業制作にあたり、「宮崎の地域活性化」をメインテーマとして企画構築を開始。
宮崎県の持つ課題である
・少子高齢化
・若者の県外流出
・都市部と過疎地域の地域格差
これらの解消手段として「若年層の移住および定住促進」を目的としたサイトを制作することにしました。
宮崎県の移住の実態
宮崎県への移住者は増加傾向であり、令和5年度には1,877世帯・3,729人と過去最高となっています。
ただ、実態として移住者は支援の厚い都城市、宮崎市に集中しており、過疎地域の人口流入は限定的であることが分かっています。
| 年度 | 移住人数 | 移住世帯数 | 増加率(%) |
|---|---|---|---|
| 令和2年度 | 1,326人 | 755世帯 | +36.3% (世帯: +35.3%) |
| 令和3年度 | 1,617人 | 884世帯 | +21.9% (世帯: +17.1%) |
| 令和4年度 | 1,806人 | 994世帯 | +11.7% (世帯: +12.4%) |
| 令和5年度 | 3,729人 | 1,877世帯 | +106.5% (世帯: +88.8%) |
| 市町村名 | 移住世帯数 | 全体の移住者に占める割合 |
|---|---|---|
| 都城市 | 1034世帯 | 55.1% |
| 宮崎市 | 395世帯 | 21.0% |
| 小林市 | 11世帯 | 0.6% |
| 綾町 | 5世帯 | 0.3% |
※データは宮崎県「地域活性化特別委員会資料」より引用
現在の移住促進サイトの分析と改善案
情報による興味の偏り
移住に関する情報量は豊富に備えているが、あくまで発信に留まっており、 支援の厚さや知名度により興味関心の対象が都市部へ偏ってしまうのではないか。
「宮崎県」としての魅力をより強く発信し、情報による興味の偏りを全体に分散する
移住のリアル(現実)の提示
自然や人柄といった「良い面」が全面に出ている分、移住後の具体的な生活のイメージ(コスト等)が 掴みにくい部分があるのではないか。
コンテンツごとに「移住者インタビュー」を加え、不便な点も含めて「リアル」を伝える。
ゴールへの導線設計
整理された構成で使いやすいが、閲覧後の「次の一歩」への導線が弱く、 情報の回遊だけで終わる可能性があるのではないか。
相談や診断といった「次の一歩」へ迷わず誘導するコンテンツ設定を行う。
現在の移住促進サイト「あったか宮崎ひなた暮らし」
ターゲット設定とペルソナ
宮崎県への移住年代は30代が32.5%、20代が26.1%となっており、全体の半数以上を占めていました。 また、子育て世代の約4割が地方移住に関心を持っているという調査結果もあり、若年のファミリー層が大きなターゲット層として想定されました。
このデータから
・30代の小さなお子様がいる
・家族で移住を検討できる経済的余裕がある
・宮崎を選択肢として考えやすい趣味(アウトドア・サーフィン)がある
以上を移住ターゲットのスイートスポットと捉え、ペルソナを作成しました。
※データは宮崎県「地域活性化特別委員会資料」より引用
作成したペルソナ
DESIGN
Webサイトデザイン
デザインのポイント
ポイント①
WordPressを活用したオリジナルテーマ開発と動的サイト構築
PHPを用いたWordPressオリジナルテーマのスクラッチ開発を行いました。静的なHTML/CSSデザインをベースに、 テンプレート階層を適切に設計し、メインループを用いた動的コンテンツの出力処理を実装しています。
また、実際の運用・更新性を考慮し、プラグインを活用して投稿機能の拡張を行いました。 投稿者情報やカスタムタクソノミー(タグなど)のメタデータを柔軟に管理できる仕組みを整え、 情報設計(IA)に沿ったユーザビリティの高いカスタムブログページを構築しています。
ポイント②
トンマナの統一と視認性を重視したUIデザイン
ターゲットである「30代の子育て世代」に安心感と期待感を持たせるため、トーン&マナーを厳密に策定しました。 宮崎の自然を連想させるシアンを基調に、アクセントカラーに深いブルーを配置し、 配色比率を意識した統一感のあるデザインを実現しています。
また、ユーザーの認知負荷を下げるため、十分なホワイトスペース(余白)を確保。 フォントは可読性の高い「Noto Sans JP」をベースに、見出しには欧文フォントを組み合わせることで 情報のコントラストを高め、幅広いデバイスで快適に閲覧できる視認性を担保しています。
ポイント②
コンテンツ特性に応じたレイアウト幅の最適化と可読性の向上
各ページの特性(文章量や画像比率)に合わせて、最適なコンテンツ幅を設計しました。 支援制度などの長文を中心としたページでは、1行が長すぎると視線移動の負担が大きくなるため、 あえてコンテナ幅を狭く設定し、高い可読性(リーダビリティ)を確保しています。
一方で、視覚的なアピールが重要なページでは、画面幅を広く使い写真をダイナミックに配置しました。 情報量に応じたレイアウトの使い分けにより、ユーザーにストレスを与えないメリハリのあるUI/UXを実現しています。
全完成ページレスポンシブに対応しています。
CONTENTS
コンテンツ内容
現在のWebサイトの分析から、サイトのテーマを「移住のリアル」と位置づけ
ユーザーの「ゴール設定」から逆算してコンテンツを設定しました。
完成ページ
- トップページ
- ブログページ
- 家計診断
- 移住支援制度について
- 仕事について
- 趣味・遊びについて
- 食について
- 家族で楽しむ
- 自治体マッチング診断
- オンライン移住相談

コンテンツ①
自治体マッチング診断
ユーザーの潜在的なニーズを引き出す「自治体マッチング診断」を実装しました。 知名度による先入観を排除し、県内26市町村とフラットに接する機会を創出することを目的としています。
診断ロジックの開発には生成AIを活用し、回答結果によって特定の自治体に提示頻度が偏らないよう、アルゴリズムを 最適化しました。ゲーム感覚で気軽にゴール設定をすることで、移住に対するハードルを下げる設計です。
コンテンツ②
各コンテンツに「先輩の声」
ユーザーの移住に対する不安を解消し、サイト全体の信頼性を高めるため、 各ページに「先輩移住者のリアルな声」を配置しました。
あえて地方特有の不便さや課題といったネガティブな情報も正直に開示した上で、 それを上回る宮崎の環境やライフスタイルの魅力を対比させて記述しています。
単なるメリットの訴求にとどまらず、リアリティのある情報設計(IA)を行うことで、 ユーザーに具体的な移住後のイメージを促し、移住 への共感と定着率の向上を狙ったUXデザインを実践しました。
コンテンツ③
Wordpressと連携したアクティビティ紹介
ユーザーが求める体験へ直感的にアクセスできるよう、「ジャンル」と「エリア」の2軸から絞り込める 動的フィルタリング機能を実装しました。
裏側のシステムはWordPressのカスタムタクソノミーと連携させており、 選択された条件に応じて動的にクエリを制御し、柔軟なコンテンツ出力を実現しています。
また、サイト内での不要なページ遷移によるユーザーの離脱を防ぐため、カードクリックで直接外部の公式・予約サイトへ 遷移する設計を採用。目的のアクションへ最短で到達させる設計にしました。